しあわせの種をまく

好きな物は本・バラ・猫など。いろんなこと考えたり考えなかったりの日々の記録。

「羊と鋼の森」

一昨日くらいから読み始めて

先程読み終わった。

 

実はここ3日ほどまるっきり声が出なくなってしまった。

喉の風邪らしいけど、

こんなに声が出ないのは初めての経験。

昨日仕事を休んだら連休になって

明日一日行けばまた休み。

都合のいいときに風邪をひけて良かった。

(変な言い方だけど)

声が出ないとかなり不自由だが

おかげでたくさん寝れた。

風邪をひいて寝込むと本当にたくさん寝れて

それはそれでいいのかなと思う。

 

前置きが長くなってしまった。

肝心の本のこと。

宮下奈都という人の「羊と鋼の森」は

2016年の本屋大賞受賞作で

最近文庫本になったばかり。

以前本屋へ行くたび単行本を見かけてて

読んでみたいと思っていたので先日買ってみた。

 

なかなか良かった。

「音」という言葉にしづらいものが上手く描かれていた。

こういう表現もあるんだなあ。

主人公の外村が調律師として少しづつ成長していくところも

読者をワクワクさせるところがある。

何より読んだ後に

「自分はどうなの?」って考えずにはいられないような

余韻のようなものが残る。

「最近何となく時間を過ごしてない?」

過ごしてるかな~(笑)

時間に追われてるふりしてるような。

 

家の裏に植えたアジサイが芽を出してるよと

夫が知らせてくれて

早速見に行った。

春が来てる。

梅雨になってきれいに咲いてくれると嬉しい。